SNSのプロフィール欄に、ショップ・YouTube・予約フォームなど複数のリンクをまとめて載せたい。そのためのリンクまとめサービス(プロフィールサイト)は、どれも無料で始められます。ただ、無料プランで何ができて、公開ページに広告が出るかどうかはサービスごとにかなり違います。
この記事では、リットリンク・リンクツリー・プロフカード・リンク棚(LinkDana)の4つを、無料プランを中心に比べます。リンク棚はこの記事を書いている私たちのサービスです。そのぶん、他社の情報は公式サイトとヘルプで確認できたことだけを書き、行ごとに確認日と出典を添えています。確認できなかった項目は「確認できず」としています。
目次
先に結論:目的別の選び方
| こんな人 | 候補 | 理由 |
|---|---|---|
| 無料のまま、公開ページに広告を出したくない | リンク棚 | 無料プランでも公開ページに広告が出ない |
| 周りが使っていて、情報の多さで選びたい | リットリンク | 日本のSNSでよく見かけ、解説も見つけやすい。ただし無料プランは公開ページに広告が出る |
| 動画で世界観を見せたい | リットリンク(lit.link+) | ライブ背景・オープニングカバーがある(有料) |
| 海外のフォロワーが多い・英語の画面で困らない | リンクツリー | 世界で使われているサービス。管理画面は英語のみ |
| Xのプロフィールを手早く1枚にまとめたい | プロフカード | Xアカウントでログインして作る。ツイートの埋め込みもできる |
| 日本語フォントで見た目を整えたい | リンク棚 | 日本語フォント9種がすべて無料 |
無料プラン比較表
| 項目 | リットリンク | リンクツリー | プロフカード | リンク棚 |
|---|---|---|---|---|
| 無料プランで公開ページに広告 | 出る(個別に停止できない) | 確認できず | 記載なし(確認できず) | 出ない |
| 無料プランのリンク数 | 確認できず | 無制限 | 確認できず | 無制限 |
| 無料プランのアクセス分析 | ページビューの一部のみ | 基本(basic analytics) | 案内なし(確認できず) | 基本(7日・30日) |
| 無料プランの見た目 | 無料の背景・フォントから選べる | 基本の見た目設定(core appearance options) | 確認できず | テーマ10種・フォント9種(無料プラン) |
| 管理画面の言語 | 日本語 | 英語のみ | 日本語 | 日本語 |
| 有料プラン | lit.link+ 月980円(年払いで月あたり730円) | Starter 月$8〜Premium 月$35(米ドル建て) | 有料プランの案内なし | リンク棚 Pro 月380円 |
| 無料お試し | 7日間 | 7日間(Pro・Premiumのみ) | — | 1ヶ月(Proの月額プラン) |
行ごとの出典と確認日
- 広告: リットリンクは公式ヘルプ「lit.linkプロフィールページの広告表示について」(2026年3月11日更新、2026年10月6日確認)。リンクツリーは公式情報の間で確認が取れず、この記事では断定しません。プロフカードは公式サイトに広告についての記載がありません(2026年10月6日確認)
- リンク数・分析・見た目: リンクツリーは公式の料金ページの無料プランの表記「unlimited links, core appearance options, basic analytics」(2026年10月6日確認)。リットリンクの分析は公式ヘルプ「リットリンクプラス | プラン内容」(2024年11月21日更新)。リットリンクのリンク数は公式ヘルプに記載が見当たらず、この記事では断定しません(2026年10月6日確認)
- 料金・お試し: リットリンクは公式ヘルプ「lit.linkとlit.link+の違いについて」(2026年9月9日更新)。リンクツリーは公式の料金ページ(2026年9月18日確認。地域によって現地通貨で表示されることがあります)。プロフカードは公式サイトに「プロフカードは収益を得る方法が皆無」とあり、有料プランの案内は見当たりません(2026年10月6日確認)
- リンク棚: 料金プラン(2026年10月6日時点)
無料プランで公開ページに広告が出るか
広告は、あなたではなくページを見に来た人の目に入ります。お店や仕事の窓口として使うなら、料金より先に確かめておきたい項目です。
- リットリンク: 無料プランのプロフィールページに広告が出ます。公式ヘルプは「プロフィールページに広告を表示する仕様」「現時点では個別に広告の表示を停止することはできません」と書いています。広告はGoogleの自動配信で、どんな広告が出るかは自分で選べません。詳しくはリットリンクの広告が出る場所と消す方法にまとめています
- リンクツリー: 無料プランの公開ページに広告が出るかは、この記事では断定しません。料金ページで確認できたのは、Linktreeのロゴ表示(branding)を外せるのがPremiumプランだという点です。ロゴ表示と広告は別のものです
- プロフカード: 公式サイトに広告についての記載はありません。「収益を得る方法が皆無」という一文からは広告で収益化していないようにも読めますが、「広告を出さない」とは書かれていないため断定しません
- リンク棚: 無料プランでも公開ページに広告は出ません。ページ下部に「Powered by リンク棚」の表示が入り、これはProプランで非表示にできます
インスタ公式の「リンク最大5つ」で足りる人・足りない人
Instagramは、プロフィールにリンクを最大5つまで登録できます。リンク部分をタップすると、登録したリンクの一覧が表示される仕組みです。リンクまとめサービスを使わなくても、複数のリンクは載せられます。
公式機能で足りる人
- 載せたいリンクが5つ以内で、増える予定もない
- 発信しているのがInstagramだけ
- リンクの見た目や並べ方にこだわらない
- どのリンクが何回押されたかを知らなくてもいい
リンクまとめサービスがあると楽な人
- リンクが5つを超える、または季節やキャンペーンで頻繁に入れ替える
- X・TikTok・YouTubeにも同じリンクを載せたい(1ページを直せば全部のSNSに反映される)
- 見出しを付けたり、いちばん見てほしいリンクを目立たせたりしたい
- どのリンクが押されたかを数字で見たい
- 名刺やチラシにQRコードで載せたい
いちばん大きいのは「直す場所が1か所で済む」ことです。SNSが2つ以上あるなら、リンクを変えるたびに各アプリのプロフィールを開き直す手間がなくなります。
サービス別の向き不向き
リットリンク
日本のSNSでよく見かけるサービスで、使っている人に聞いたり、解説を探したりしやすいのが強みです。有料のlit.link+では、ライブ背景やオープニングカバーといった動きのある見せ方ができます。
- 向いている人: 周りがリットリンクを使っている人、動画で世界観を見せたい人(有料)
- 気をつけたい点: 無料プランは公開ページに広告が出ます。アクセス分析は無料だとページビューの一部のみで、詳しく見るにはlit.link+が必要です
リンクツリー
世界中で使われているサービスです。無料プランでもリンクは無制限に載せられます。一方で、管理画面は英語のみ、料金は米ドル建てです。
- 向いている人: 海外のフォロワーが多い人、英語の画面に抵抗がない人
- 気をつけたい点: 日本語の表示やサポートの言語など、日本で使うときの注意点はリンクツリーは日本語で使える?で詳しく見ています
プロフカード(代わりを探している人へ)
Xアカウントでログインして、プロフィールを1枚のページにまとめるサービスです。ツイートをページに埋め込めるのが特徴で、質問箱サービス「マシュマロ」と同じ運営元です。
- 向いている人: Xが活動の中心で、手早く自己紹介ページを作りたい人
- 代わりを探すきっかけになりやすい点: Instagramが中心でXのアカウントを使いたくない、どのリンクが押されたかを知りたい(公式サイトでは分析機能の案内は見当たりません)、見た目を自分の雰囲気に合わせたい、といった場合は、ほかの3つも比べてみてください
リンク棚(LinkDana)
日本語の管理画面で、日本語フォントを前提に作っているサービスです。無料プランでも公開ページに広告は出ず、リンク数は無制限、日本語フォント9種はすべて無料です。
- 無料プランでできること: 日本語フォント9種、テーマ10種(無料プラン)、リンク数無制限、QRコード、基本のアクセス分析(7日・30日)
- Proプランで増えること: テーマ14種のうち4種(ステージ・雑誌・ライブ・和)はPro限定。ほかに流入元・デバイスなどの詳しいアクセス分析と90日間の表示、自分の画像を背景に使う、ページ下部のロゴ表示を消す、など
- 料金: Proは月380円(初回1ヶ月無料)。1,000円の買い切りプラン(プロ買取プラン・先着100名)もあります
- 気をつけたい点: 動画の背景のような動きのある演出を重視するなら、リットリンクのほうが合います。管理画面は日本語のみなので、英語で管理したい人には向きません
自分のサイトやSNSのURLを入れると、ページの下書きを自動で作れます。下書きができたら、リンクの並び順や自己紹介を整えるだけで公開できます。
乗り換える前の確認点
サービスを乗り換えると、ページのURLが変わります。新しいページを作る前に、次の点を確認しておくと、あとで「古いリンクが残っていた」と慌てずに済みます。
- SNSのプロフィール欄: Instagram・X・TikTok・YouTubeなど、旧URLを載せている場所をすべて書き出す
- QRコード: 名刺・チラシ・ショップカード・商品パッケージに載せたQRコードは作り直しになる。印刷物の残り枚数も確認する
- 過去に貼ったURL: 固定ポスト、ハイライト、メールの署名、ネットショップの紹介文、他の人に紹介してもらった記事など
- 旧ページの扱い: すぐに削除せず、しばらくは「新しいページはこちら」のリンクを置いておけると、古いURLから来た人を取りこぼしにくい
- アクセス数: 分析の数字はサービスをまたいで引き継げないものと考えて、乗り換え前の数字をメモしておく
- 有料プランの更新日: 払い戻しのないサービスもあるので(lit.link+は購入後の払い戻し不可)、次の更新日より前に解約するか決めておく
- リンクの棚卸し: 終わったキャンペーンや切れたリンクは、この機会に外す
【計測のコツ】インスタから来た人は数字で見えにくい
Instagramのプロフィールからリンクを開くと、多くの場合Instagramアプリの中のブラウザでページが開きます。このとき「どこから来たか」の情報(リファラー)が送られないことが多く、分析画面では「直接」や「不明」に入ってしまうことがあります。私たちがリンク棚を運営していて実際に突き当たった点です。
対策は、プロフィール欄に貼るURLの末尾に、どこから来たかを示す目印を付けておくことです。
- Instagramのプロフィール欄:
https://www.linkdana.com/your-name?utm_source=ig - Xのプロフィール欄:
https://www.linkdana.com/your-name?utm_source=x
utm_source は、Googleアナリティクスなど多くの分析ツールが読み取る共通の目印です。リンクを開くとき情報が落ちても、URLそのものに「Instagramから来た」と書いてあるので、区別して数えられます。
ただし、分析画面がこの目印を読み取るかどうかはサービスによって違います。リンク棚は utm_source を読み取り、Proプランの流入元の表示でInstagramとして数えます。ほかのサービスを使う場合は、ヘルプで対応しているか確かめてください。
この記事の他社の情報は、上の「行ごとの出典と確認日」に書いた日付時点のものです。料金や仕様は変わることがあるので、申し込む前に各サービスの公式サイトで最新の情報を確認してください。
